あなたのハートにゲーゲンプレス

サッカー戦術について整理します

スターであって欲しいのです

カマタマーレ讃岐の選手たちは、香川県の子どもたちのあこがれの星であるべきです。




でも、そのスターが
ホームで シーズン1年間で 1勝 10敗 3引き分け
いいところ見せないとダメじゃないですか。






弱いなら、
・弱い理由を分析し
・対策を講じ
前に進んでいくべきではないですか?




あこがれのスター選手である事は、優勝することも大切です。
J3だと15チームで1つだけです。
ハードル高めですね。




しかし、勝つことと優勝以前の問題として、
社長やフロントスタッフに肝に銘じて、決して忘れないで欲しいことがあります。






2018年北野監督はフロントに、「言い続けて、言い続けて、言い続けて叶わなかった」とコメントを残しています。
ここまで監督に言わしめた、前社長たちが残した宿題があります。






では、社長
2021年いまはどうですか? 
・上野山GMを連れてきたこと (大きな遺産は残った)
・県外から、まったく埋まらなかったスポンサー枠を2つも手に入れたこと 残り2枠。
・スポンサー様への広告活動を、すこしずつ始めてくれたこと
・グッズの幅と数を広げてくれたこと
これらの功績はいままでにない取り組みですばらしく、大絶賛できます。








競技部門はどうですか?
・大学生と安くプロ契約して、人数揃えているだけではないですか?
しかもそれは、別の誰かが売り込んできた選手ですよね。
JFLの時代に逆戻りしてませんか?








設備はどうですか?
・三豊市が整備した、そして整備する練習場は前社長の置き土産ですよね。
・高松市と香川県が整備した、人工芝の練習場は練習場不足にはよいです。
・しかし、専有練習場・クラブハウス問題は最大の課題でペンディングです。






それだけではない
・市民と選手の交流の場をより多く設定し、サポーター組織を強化するなかで、だれもから愛される市民チームを目指して。 
どこかで聞きかじってきただけのような看板を掲げているのを見かけると、




???


最大の疑問符が湧きます。




・サポーターの数は増えましたか?
・サポーターズミーティングの約束はどうなりましたか?






年に1回、成績に対して謝るだけですか?
ぼやかしたり、ごまかしたり、報告が遅れることは、
それだけ不信感が増加するのです。 






総合評価として
・社長はクラブのリソース(人材70-80人と4-5億の資金)のマネージメントが責務です。
・マネジメントを通じてJ1を見通せる場に現在いますか?






サポータは、
すべてをクラブ・フロントにゆだね、
やじしか言わない政党野党のように批判したいのわけではなく、
どうにか、なにか、クラブと選手と共感したいのです。










整理してから再度書きますが、
スタジアム革命をもたらした、ガンバ社長の金森喜久男さんの著書には、



あなたのクラブの売り物はなにか?
という問いに、
「お客様に苦痛を売っている」ことに気づかなければならい。
とあります。




スポーツは、楽しみ・喜びだけではない。 苦痛も売っている。
クラブは、サポーターと呼ばれるファンたちと共に、試合観戦を通して、スタジアム内で選手たちと一緒に戦っているという雰囲気を作り出し、サッカー特有のドキドキ感と不安な気持ち、サッカーを通じた心理状況を、味わってもらう。




 気持ちはカッコからとも言いますよね。
 まずお客様には、クラブのユニフォームを買って、着てもらうところからが、スポーツ観戦の共感力UPにつながっているのです。
 巨人でも、メジャーリーグでも、ロンドンのフーリガンでも世界中全部のスポーツがそうです。




つまり




チケットを買ってクラブと共感できるかどうか。 がスポーツの商品なのです。




クラブが提供するのは、サポーターと、選手たちと、共に、
勝って喜び、負けて悔しがる。
共感する気持ちが商品である。




そのクラブの顧客満足度は、勝ち負けよりも共感力です。



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サポータとの対話は途切れ、情報開示もなく、負け試合ばかり見せられては、
信頼構築、信頼回復の一歩一歩が見えてきません。
倒れこむほど走り続ける選手も見かけません。
選手たちは、負けても負けても、次、次、あと全部勝つと切り換えが一瞬です。
しかも全員ハンコを押したように、「応援してください。」と繰り返す。(政治家かよ)




共感できるはずがないのです。






これまでの歴代社長全員、社長自らが、他のJクラブの社長さまと同様レベルに情報を発信していない、聞く耳をもたず、殻に閉じこもったまま、顔が見えない天下ったお飾り社長と一緒になっています。




・違いが見えない。
・情報開示がない。
・対話の機会はまったくない。




コロナを言い訳にはできませんよ。
ネット上で簡単に世界の裏でも繋げられます。
スマホさえあればいつどこでもなんでも情報発信できます。






顔も見えないクラブでは、いくら試合のチケットを売っても、本来スポーツ観戦で売っているはずの共感力は売れません。




共感力もなく、ただ万年応援してくださいだけでは、いくら何度頼まれたって100%の応援ができないのです。




よって、
香川県の子どもたちのあこがれの星であるどころか、何年たってもサポータは増えないのです。



ガンバには、経営者として凄腕を発揮したガンバ社長の金森喜久男さんや、育成の第一人者の上野山GMがいて、現在のガンバがある。



上野山GMを一度は手に入れて、あとは、
ガンバ社長の金森喜久男さんような、社長の姿が、、、、というところで、



いつまでも見えてこないのが残念でなりません。