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サッカー戦術について整理します

全国高校サッカー選手権 第100回


四国プリンスリーグの現在地を確認できる、
全国高校サッカー選手権、四国勢は4県共に早々に終わってしまいましたね。


さて、2021年の四国プリンスリーグのクラブは、
1 カマタマーレ讃岐 U-18(香川県) 
2 愛媛FC U-18(愛媛県) 
3 高知高校(高知県) 
4 大手前高松高校(香川県) 
5 今治東中等教育学校(愛媛県)
6 徳島市立高校(徳島県)
7 四国学院大学香川西高校(香川県) 
8 徳島ヴォルティスユース(徳島県) 
9 高知中央高校(高知県) 
10 尽誠学園高校(香川県) 
であって、香川県は4校が所属していた。



ところが、


全国高校サッカー選手権では、
・高松商業高校(香川県)
・徳島商業高校(徳島県)
今治東高校(愛媛県)
高知高等学校(高知県)


と、四国プリンスリーグからの出場は、今治東高校、高知高校のみだ。
香川県では、四国プリンスリーグの、大手前、香川西、尽誠よりも、 香川県リーグの高松商業が勝ち上がるとなると、
四国プリンスリーグ所属クラブと、県リーグ上位クラブの差は、ほぼないとみることができる。


しかし、全国大会にでると、4県共に、初戦敗退です。


全国プレミアリーグと四国プリンスリーグの差はまだまだ大きいという事ですね。




1種の地域リーグでも同じことが言える。


四国リーグで優勝して、全国地域リーグチャンピオンシップに勝ち残り、
JFLまで、上がったことがあるクラブは、


〇徳島ヴォルティス、
〇愛媛FC、
〇カマタマーレ讃岐、
〇FC今治、
〇高知ユナイテッド、
と5クラブのみ。


JFLは、Jへの通過リーグとも言えるが、
J3とJFLの差もほとんどないというか、
現在のJ3の下位は、JFLの中位よりも弱かった。
JFL経験のある5クラブを比較すると、ハッキリ言って現状のカマタマーレ讃岐は一番弱い。



四国から、香川から、Jリーガーを育成し、日本代表を誕生させる。
という、究極の共通目標に対して、


まだまだ遠い道のりがあるとの認識を新たにしないとなりませんね。


香川県からも、北野監督を先頭に、21人のJリーガーが生まれているものの、
カマタマーレ讃岐ユース経由から育ったJリーガーはまだまだパっとしていない。



最近では、屋島FCディアモ経路が抜きんでて優秀である。


溝渕雄志選手 FCディアモ→流通経済大付属→慶応大→千葉→松本山雅→千葉→栃木→千葉→栃木


家泉怜依選手 FCディアモ⇒寒川高校⇒流通経済大学⇒FCいわき





四国からフル代表と言えば、
圧倒的に愛媛県からが多い。
1976年生 福西崇史、西条市 新居浜工業高校→ジュビロ磐田
1986年生 長友佑都、西条市 西条北中学校→東福岡→明治→FC東京
1989年生 川又堅碁、西条市 小松高校→愛媛FC強化選手→アルビレックス新潟
1996年生 鎌田大地、伊予市 キッズFC→ガンバ大阪JU→東山高校→サガン鳥栖


残念ながら愛媛県からフル代表選手がでても、愛媛FCからの代表選手はでていない。




隣はともかく、
結局のところ香川県からフルA代表もまだでていない。




さて話を変えて、香川県では、
屋島FCディアモから、プレミアリーグ流通経済大学付属⇒関東1部慶応⇒J千葉へ上がった溝渕雄志選手は、
四国という場所に限界、全国と戦えるサッカークラブがないと10年前に言い放ちましたが、確かに、高校進学時の2013年、カマタマーレ讃岐はまだJFLだ。ユースも弱かった。しかし、四国内、徳島Vも愛媛FCも弱いのでと、全国トップの流通経済大学付属柏高校に行ったと記載されている。



つまるところ、
四国の高校サッカーは、ユースも含めてまだまだ全国レベルではない
という事に集約できる。




Jリーガーへの道は、もっともっと先にある。
溝渕選手は、香川県からでて名門流通経済付属から慶応を経てからJリーガーになった。





そして今現在、フリーになっている。



ぜひぜひ香川県に戻って来てほしい選手だ。