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サッカー戦術について整理します

香川県外流出選手をあえて調べてみた

香川県からどれぐらいのサッカー選手が、県外流出しているか調べてみた。



まず、香川県の3種U15を調べてみる。
香川県の3種U14のトレセンメンバーは、地域の代表でもあるため、公表すべき項目であるが、なぜか非公開扱いとなっている。


カマタマーレだけでなく、香川県サッカー協会はまだまだ改善すべき余地が多くあるようです。




さて、四国U14のトレセンメンバーから調べてみる。
香川県の選手は、


2021年U14ナショナルトレセン四国地区

3人ともカマタマーレ讃岐が選ばれている。


帯同指導者 辻⽥純 ⾹川県指導チーム︓カマタマーレ讃岐U15コーチ


岡原 啓太 オカハラ ケイタ   カマタマーレ讃岐U-15
蓮池  昊希 ハスイケ コウキ   カマタマーレ讃岐U-15
田中 寛祐 タナカ カンスケ  カマタマーレ讃岐U-15



2019年U14ナショナルトレセン四国地区

帯同指導者


谷本雄一 愛媛県 指導チーム:松山サッカースクールジュニア
古川大輔 徳島県 指導チーム:徳島ヴォルティスジュニアユース
児島健二 香川県 指導チーム:高松大学サッカー部


15 FP 十河 快斗 ソゴウ カイト  FCディアモ ⇒神戸弘陵学園高等学校
3 FP 勝田 慎之介 カツタ シンノスケ  カマタマーレ讃岐U-15
16 FP 藤本 隆之介 フジモト リュウノスケ  カマタマーレ讃岐U-15
7 FP 高嶋 瑛大 タカシマ エイト カマタマーレ讃岐U-15


2018U14ナショナルトレセン四国地区

帯同指導者 


宮本康平 高知県高知市立一宮中学校
水田諒 高知県須崎市立朝ヶ丘中学校
阿部大悟 徳島県藍住中学校


1 GK 松原 快晟 マツバラ カイセイ カマタマーレ讃岐U-15⇒カマタマーレ讃岐
3 FP 木内 直央 キノウチ ナオ F.C.コーマラント⇒ファジアーノ岡山U-18
4 FP 土井 嘉人 ドイ ヨシト F.C.コーマラント⇒愛媛FC U-18
8 FP 浅田 彗潤 アサダ ハウル カマタマーレ讃岐U-15
9 FP 松栄 風希 マツエ フウキ FCディアモ⇒流通経済大柏高校
17 GK 槌谷 颯人 ツチタニ ハヤト カマタマーレ讃岐U-15
23 FP 十河 快斗 ソゴウ カイト FCディアモ⇒神戸弘陵学園高等学校
24 FP 勝田 慎之介 カツタ シンノスケ カマタマーレ讃岐U-15



ここまで調べてみると、
香川県のU15 3種の上位選手は、FCディアモ、FCコーマラントに多いが、優秀な選手はほぼ県外流出している。








次に、香川サッカー協会の3種リーグの成績上位の所属クラブの進路を調べてみる。
・FCディアモ(高松市、屋島)
・FCリフォルマ(坂出市、丸亀市、善通寺市)
・FCコーマラント(宇多津町)
・シーガルFC(高松市、香西)
・三観エストレラ(観音寺市、三豊市)
と香川県の3種上位はすべて町クラブとなっている。
公立中学校と町クラブでは、指導者の質と熱量と継続性と練習環境に差がついたのだろう。





FCディアモ

石川裕司(元サンフレッチェ広島、徳島ヴォルティス)
犬飼敬三(サンフレッチェ広島ユース U18日本代表→順天堂)
猿澤真治(広島工業→大阪体育大学→香川県教員→香川県紫雲クラブ→香川県U15トレセン→WEリーグJEFレディース監督


神戸弘陵学園高等学校(兵庫県)9名
長崎県立国見高等学校(長崎県)8名
流通経済大学付属柏高等学校(千葉県)5名
広島山陽高等学校(広島県)3名
大阪桐蔭高等学校(大阪府)2名
滝川第二高等学校(兵庫県)
新田高等学校(愛媛県)
麗澤瑞浪高等学校(岐阜県)
愛光高等学校(愛媛県)
野田学園高等学校(山口県)※1レノファ山口ユース
明秀学園日立高等学校(茨城県)
興國高等学校(大阪府) 


県外への進学を積極的に進めているようです。
ディアモU12から→カマタマーレU15へは多く来てくれている。
ディアモU15→カマタマーレU18へはいない。


猿澤監督は、なんと元カマタマーレ讃岐(香川県紫雲クラブ)の選手だが、WEリーグで指揮を執られている。 現在北野監督とほぼ互角の大活躍だ。 驚いた。


また、YSCCのトップチーム ヘッドコーチ 三枝寛和は、ついこの前までなんとFCディアモのコーチだったではないか。 衝撃的だ。 だからこそ優れた選手がでてくるのか。



FCリフォルマ

佐藤彰彦 (作陽高校→元四国学院大学サッカー部監督)


浦和レッズユースサンフレッチェ広島ユース・愛媛FCユース ・アビスパ福岡ユース・大分トリニータユース
・岡山作陽高校・大阪桐蔭高校・宮崎県都城高校・今治東高校・高知中央高校


リフォルマからカマタマーレ讃岐U15、U18へはいない。
県外へのユースクラブへの進学もあるようです。


FCコーマラント

中野圭一郎(高松商業⇒元アルビレックス新潟)


清水エスパルスユースセレッソ大阪ユース、アビスパ福岡ユース、ファジアーノ岡山ユース、愛媛FCユース
大阪桐蔭高校、立命館宇治高校、大阪学院高校、高知中央高校、立正大淞南高校、鳥取城北高校、浜松開誠館高校、就実高校


コーマラントからカマタマーレ讃岐U15、U18へはいない。
多くの選手は大手前高松や高松商業へ進学しているものの、
県外へのユースクラブ進学も進めているようです。


シーガルFC

香川敬典(JAPANサッカーカレッジ)


ヴィッセル神戸、愛媛FC、徳島ヴォルティス、名古屋グランパスカマタマーレ讃岐


大阪学院大学高校、大阪桐蔭高校、岡山学芸館高校、熊本学院大付属高校、高知高校、高知中央高校、作陽高校、高梁日新高校、滝川第二高校、桐蔭学園高校、鳳凰高校、立正大湘南高校、高知農業高校、佐賀北高校、市立船橋高校、徳島市立高校


県外への進学も進めているようです。




三観エストレア

詳細不明






最後に、直近の高校サッカー選手権大会への出場高校の出身クラブを調べると、

2021年度の全国サッカー選手権の出場高校は、高松商業高校

出身校を調べると、、、、


もうすでに調べ上げている方がいました。 すごいです。



高松商業の選手は、次のような中学校&クラブチームの出身者です。


カマタマーレ讃岐U-15:5名
FCコーマラント:3名
MFC高松:3名
丸亀南中:2名
FCディアモ:2名
シーガルFC:2名
屋島FC:2名
紫雲中:2名
丸亀東中:1名
さぬき南中:1名
一宮中:1名
屋島中:1名
桜町中:1名
志度中:1名
飯山中:1名
牟礼中:1名
木太中:1名


高松商業へは、カマタマーレU15の子が、5人も入っているのか。
坂出や丸亀からも高松商業へ通っているのか。
通学だけでも片道1.5時間はかかるぞ。
なるほどなるほど。




それに、他県経由で、全国サッカー選手権に出場した子も調べてくれている。
感服、脱帽しますね。


FCリフォルマ⇒ 今治東中等教育(愛媛):1名  MF14  白川虎太郎選手
飯山中⇒ 高川学園(山口):1名 FW11 林良真選手



攻め続ける帝京大可児⚽️攻守が光る今治東【高校サッカー選手権】





【2021サッカー選手権高川学園のグルグル円陣】「面白いぞ!」高川学園が決めた“グルグル円陣”からの一発を海外プロ分析官が絶賛!「ほぼ阻止不可能だ」とコメント。






2020年度、大手前高松高校

FC コーマラント U-15:16名
Lucero京都(ルセーロ)(京都):2名
プルミエール徳島SC(徳島):2名
A.C.Re:Salto U-15(大阪):2名
愛媛FC U-15(愛媛):2名
屋島中:1名
京都サンガF.C. U-15(京都府):1名
FC リフォルマ U-15:1名
FC. Livent U-15(リヴェント)(愛媛):1名
綾南中:1名
FCディアモ:1名



県外流出選手は、
シーガルFC⇒徳島市立(徳島):3名
FCリフォルマ⇒作陽(岡山):2名
FCディアモ⇒神戸弘陵(兵庫):3名




2019年度、大手前高松

FCコーマラント:20名
FCリフォルマ:2名
MFC高松:1名
綾南中:1名
丸亀西中:1名
協和中:1名
プルミエール徳島(徳島県):3名
AC.Re.Salto(大阪府):1名


県外流出選手は、
勝賀中⇒明秀日立(茨城県):1名
ディアモFC⇒神戸弘陵(兵庫県):1名
FCリフォルマ⇒今治東(愛媛県)3名
シーガルFC⇒徳島市立(徳島県):2名



2018年度 四国学院香川西

丸亀東中:1名
フレスカ神戸(兵庫県):5名
東京ベイ(東京都):4名
ガンバ大阪門真Jrユース(大阪府):2名
セレッソ大阪U-15和歌山(大阪府):1名
セレッソ大阪U-15和歌山(和歌山県):1名
ライオンズFC(神奈川県):1名
Wウイング(沖縄県):1名
西淡中(兵庫県):1名
岸城中(大阪府):1名
愛媛FCU-15新居浜(愛媛県):1名
柏田SC(大阪府):1名
宇治FC(京都府):1名
ATS(兵庫県):1名
因島クラブ(広島県):1名
芝谷中(大阪府):1名
大阪セントラル(大阪府):1名
FCトレーロス(東京都):1名
FC琉球U-15(沖縄県):1名
RIP ACE(大阪府):1名
PSTCロンドリーナ(神奈川県):1名
ツエーゲン金沢U-15(石川県):1名


なんと、香川西高は、ほぼ県外選手ばかりで構成されている高校であることが判明。
まさかの県外流出というより、県内流入高校だ。
まさかまさか、地元香川県出身の選手1名だけとは驚いた。
香川西高から卒業後の進路も気なるところだ。
大半は四国学院大学への進学だろうか?
そういえば、川崎フロンターレの登里選手も、大阪府出身だったか。



県外流出選手
 FCコーマラント⇒立正大淞南(島根県):1名
シーガルFC⇒立正大淞南(島根県):1名



これ以上の調査はあえてやめよう。
香川県の若い有望なトップ選手のバトンのつながりが、
寸断・断絶していると思われるところがちらほら浮き上がってくる。




サッカー選手のつながり


要するに、良い選手は、良いコーチや良い監督から生まれるものの、
良いU12選手は、良い指導者がいるU15クラブへ、
良いU15選手は、良い指導者がいるU18クラブへ 
もちろん最終的には、本人とその親に、進路の決定権があるのだが、監督やコーチのつながりに大きく依存するところがとても大きいことがわかる。
サッカー業界において、香川県内でも、切っても切れない堅い太い信頼関係、出身校の先輩後輩の縦のつながりだったり、同じクラブに所属していた過去のつながりを辿って、優れた選手の育成バトンタッチを行っていることが証明された。


優れたサッカー選手は、広く・高く・優れた・つながりハッキリ言って人脈があるところから育っている。 
また、優れた監督コーチ間にある強いつながりにより、優れた選手のバトンが受け渡しされる。


ただ、県外流出することは決して悪いことではない。
シャケの放流のように、大海原でもまれて、大きく育ってからいずれカマタマーレ讃岐に戻ってきてくれれば良いのである。それに、手塩をかけて育てた我が子のような選手を、日本代表に育て上げてくれる優れた監督やコーチの元にバトンを渡したい気持ちは、十分に理解できる。
もちろん高木和正選手、溝渕雄志選手は、県外に行って優れた指導を受け成功し、Jの舞台に立っている。



香川県内に優れた監督やコーチがいてくれさえ、すれば、必然的につながりは構築されてくる。
カマタマーレと香川県地域内に良好なつながりさえあれば、カマタマーレU18へバトンが来たり、カマタマーレ讃岐のトップチームに推薦があったりするものだ。


香川県から日本代表を作ろうと志した香川県サッカー協会は、まずなによりも優先すべきこととして、広く・高く・優れたつながりが少なくとも、香川県内では結束させ集めるべきだったと思う。 香川県外流出を減少、そのための香川県の力を集結させる場所をつくることが、Jクラブとしてのカマタマーレ讃岐ではなかっただろうか。
また、いまだに、U12のカテゴリのーサッカー協会などは、高松地区東讃岐地区、中攅地区、三豊観音寺地区と、 香川県サッカー協会とは別組織として2重に存在しているのが現実だ。 よって子供たちは2重の会費負担がある。




などなど





それでも、カマタマーレ讃岐へ、香川県出身の選手が多く在籍し、巡り巡って香川県へのつながりができてくれば、良いのである。 




そして巡り巡ってカマタマーレ讃岐から、最後の最後の悲願でもある、日本代表にバトンをつなぐことができる力を集結できると思っていたが、、






2021年潮目が変わった。



カマタマーレU18は、2021年度、四国NO.1クラブチームとして、トップオブトップ最高峰のプレミアリーグ進出プレーオフ出場にまで進出できた。
このやっと手にした過去最高の実績をもってして、香川県の力を集結しつつあるU18のつながりも途絶えさせてはならない。


だからそこ、監督、コーチ、選手も、もちろんカマタマーレ讃岐のユース選手、香川県の未来のバトンをつなぐものはすべて、
カマタマーレ讃岐は強くあれ


と強く願う。









なさけない試合はダメ絶対。 日本代表めざさんかーい。 内部崩壊させてる場合じゃねーよ。





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2023年度中学卒業生  2024シーズンユース候補選手


〇2022年JFAエリートプログラムU-14トレーニングキャンプ(11.8~11@静岡・時之栖)
 監督:大畑 開 オオハタ カイ(公益財団法人日本サッカー協会 JFAコーチ)
 コーチ:栗原 英毅 クリハラ エイキ(一般社団法人秋田県サッカー協会)
 GKコーチ:川俣 則幸 カワマタ ノリユキ(公益財団法人日本サッカー協会 JFAコーチ)
FP 安西来起 アンザイ ライキ(さぬき南中学校)






あとは、U15JFA日本代表のメンバーへ選出された、香川県出身の選手をピックアップする。




〇2023 U-15日本代表候補トレーニングキャンプ【3.6-10@J-GREEN堺】メンバー
 監督:平田 礼次 ヒラタ レイジ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
 コーチ:木村 康彦 キムラ ヤスヒコ(日本サッカー協会JFAコーチ)
 コーチ:鈴木 貴浩 スズキ タカヒロ(日本サッカー協会JFAコーチ)
 コーチ:三浦 佑介 ミウラ ユウスケ(日本サッカー協会JFAコーチ)
 GKコーチ:井出 大志 イデ ダイシ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
 フィジカルコーチ:村岡 誠 ムラオカ マコト(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ)
 フィジカルコーチ:津越 智雄 ツコシ トモオ(日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ) *3.6-7のみ
 テクニカルスタッフ:越智 滋之 オチ シゲユキ(日本サッカー協会テクニカルハウス) *3.6-8のみ
FW 安西来起 アンザイ ライキ(さぬき南中)




安西来起 アンザイ ライキ 2009-03-15 学年 :3年
■所属:さぬき市立さぬき南中
■ポジション:FW
■176cm/68kg




おや 突如現れた中体連選抜FW? 中体連で香川県優勝どころか、全国ベスト8だと?




〇2023 U-15日本代表 韓国遠征(6.26-30)メンバー
FW 安西来起 アンザイ ライキ(さぬき南中)




〇2023 U-15日本代表候補国内キャンプ (9/4~9/6 高円宮記念JFA夢フィールド)
FW 安西来起 アンザイ ライキ(さぬき南中)






U15の日本代表韓国戦へ選出されるほどの逸材が、香川県から彗星のように突如現れた。
中学3年生で176cmと、まだまだ育ちざかりの年齢で大型FWになりうる選手。
トレセン上がりではないところがすばらしい。

部活動から唯一のU-15日本代表 世界を目指すさぬき市の中学生・安西来起選手【全力ネクスト香川】 (23/11/27 18:00)






すごい逸材を育てた指導者が県内に、しかも中体連からでてきました。 
夏田英司監督
ちなみに夏田英司監督は、元カマタマーレ讃岐の11番を背負っていた、高商OB選手です




サッカー世代別日本代表安西来起選手とアナウンサーが対決!【さわやかラジオ番外編】


ちなみに進路はどうなるかと検索すると、「ファジアーノ岡山」とでてくるが、プレス記事は見つからないので、おとなしく4月を待とう。


11月ファジアーノ岡山への進学が公表されました。


その他、香川県内には、四国トレセンへ選出された選手や、香川トレセンへ選ばれた優秀な選手も多くいるはずだが、残念なことに情報は伏せられている。


どの組織であっても、選抜根拠はともかく、広く一般公開されるべき優秀選手情報を出さない。という選択は、公平さを欠き、外の世界を見ないで狭い井の中だけで、終始するという事とイコールです。



例えるならば、
日々、習字教室に通って練習し、毎月の課題を提出します。
優秀者は昇級し名前とともに作品が表彰されます。


トレセン選手を公表しないという事は、
トレセン募集しておきながら、表彰しないという事です。


ましては讃岐の未来の選手たちを、応援するべき組織であることか、日本代表選手をサポートすべきトレセン制度であるのかどうか再確認が必要だと思われます。


現状では、田舎特有の村社会でしか生きれない蛙であるか、公平性が疑われかねない都合の悪い情報であるか、完全に怠慢か、どれかだかと言えます。



それでは、隣県を見てみましょう。


徳島県