ジャイアントキリング #一致団結
2021年12月12(日)14:00 等々力陸上競技場 天皇杯 準決勝を観ただろうか。
波状攻撃をくりだす絶対王者川崎フロンターレに対し、守備を固め耐えて耐えてカウンターを狙う大分トリニータ。
この一瞬のまばたきしている間位に攻守が切り替わる。
まさにJの舞台だ。
ボール支配率は、川崎フロンターレ65% だ。
しかも、シュートはフロンターレ28本 に対して トリニータは8本
トリニータの守護神 高木選手のスーパーセーブ連発は神かかっていた。
攻守の切り替えが、どちらのクラブもとても早く。
ハイプレスのフロンターレ。
最終ラインまで下げてから徐々に相手陣内に入ろうとするトリニータ。
どちらのクラブも、コンパクトな陣形を保ちながらも、ほぼフロンターレの一方的な攻撃が続く。
トリニータの宝刀疑似カウンターも深追いされず、見切られていて通用しない。
レアンドロダミアンをどうにか封じて
前半、後半を 0-0で防ぎ切った大分トリニータ。
延長戦後半に入って、名将鬼木監督が動く。
3人同時交替。
つまり6人のMF3枚、FW3枚 を全員交替させるという采配を下す。
途端に、マークも受け渡しのスキと、
裏一瞬のスキを突く裏への抜け出し。
自分についているDFが目を離したうちに加速して、サイドからミドルから、味方のパスに合わせ、ワンタッチでゴールをかすみ取る、小林悠選手のゴールが決まる。
さすがだ。これはサイドを突破された時点で、小林悠選手の侵入を防ぐことできない。
残り10分。
フロンターレは勝利を確信しただろう。
しかし大分帝国はあきらめない。
延長後半のロスタイムで、フロンターレの守備陣形、ニアにプレスに参加できていない3枚、ファーの最終ラインにマンツーマン3対3となっているところへ、パワープレーで最前線にまで上がっている大分のDFトレヴィザンへのマークが甘くなっていた。
下田北斗選手は、一瞬のスキを逃さなかった。
最後の最後のアディショナルタイムで、1-1の同点に追いつく。
もうPK戦だ。
あとは、キーパー対決と、大いなるプレッシャーが、大分トリニータの勝利へとつながった。
ジャイアントキリング
延長戦のアディショナルタイムまでフロンターレがリードしておきながら、
勝利したのは大分トリニータ。
王者相手に、またもジャイアントキリングを達成した。
(年間予算54億川崎相手に、17億大分が勝つ)
このたったワンプレーでの勝利。
圧倒的に不利な状況からの大逆転が、大分トリニータサポの心をつかむ。
チームの状態も、J2降格したチームとは思えないぐらい、盛り上がっていた。
頂点まであと1勝。
2008年ナビスコカップ優勝時の再来だ。
相手は接戦を得意とする浦和レッズ。
しかしトリニータもこれまでにないくらいチームの状態はよい。
2021.12.19 新国立競技場へ、陸海空すべての移動手段をフルに使った大分県民大移動と共に、
天皇杯優勝を飾って欲しい。2冠目だ。
そして、来年J2クラブがACLに出場するという珍事を見せつけて欲しい。
芝刈り機パフォーマンスを見せる、片野坂監督。
選手と一緒に走り回り、最後に倒れこんだのは片野坂監督だった。
片野坂監督
片野坂知宏 監督 ワッキーさんに“ものまね”をして頂いた恩返し! 【大分トリニータ公式】
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