平井卓也と河野太郎の2人のデジタル大臣
さて、2024年2月、河野太郎デジタル大臣が、高松に視察にやってきたようだ。
デジタル大臣
デジタル大臣とはなんなのか思って調べると、デジタル庁という比較的新しいが聞きなれない省庁ができて、日本国の省庁、地方自治体と行政全体のデジタル化をすすめて、各種申請書を紙を減らし、デジタルで申請するという、大改革を行う内閣府直属だった委員会から、一気に庁へと格上げし日本の行政全体をデジタル化を進める省庁なようだ。
すったもんだとニュースで取り上げられるマイナンバーカードなどもデジタル庁の管轄らしい。
さて、初代デジタル大臣が平井卓也大臣さんで、2,3代目が牧島かれん大臣、4代目の現職に河野太郎大臣となる。
共通点
平井卓也大臣と、河野太郎大臣の共通点は、実は2つのJリーグクラブの理事長と、会長であり、どちらの大臣もクラブの代表でありました。
現のJ3カマタマーレ讃岐の理事長と、現のJ1湘南ベルマーレの会長です。
決定的な差
2人の大臣の決定的な差は、
クラブがピンチに陥った際に救世主となった大臣と、一度はクラブの代表を引き受けてくれたもののピンチになったら途中で降りてはしごを外した大臣であることです。
ひとりは、2000年、ベルマーレの母体でもあった準大手ゼネコン・フジタが傾き、あと1年も経営が持たない大ピンチの状態に陥った際に、その大きな穴を埋めるべく、河野太郎大臣が会長を引き受けてくれ、建て直し、現際の湘南ベルマーレがあります。まさに救世主です。
建て直しは、当然大臣一人の力ではありません。市民クラブとなって特に眞壁潔社長の手腕が生かされたからです。
もう一人は、2005年、NPOカマタマーレ讃岐を立ち上げ、香川県からJを目指すと理事長を買って出てくれ、香川県が盛り上がったきっかけを作り、2011年JFL昇格、2014年J2昇格と香川県を盛り上げてくれました。昇格の際には、瓦町の駅前でカマタマーレ讃岐おめでとう!!と街角演説をしていて、一時は平井卓也大臣さまさまと思っていました。
カマタマーレ讃岐と相当なインパクトを伴う変化球の名前を考えて名前募集の公募へ提案したのは、平井卓也大臣の奥様であり、満場一致で採択されたと聞いている。いまではタブーになっているのかなと思うぐらい、誰一人命名の際のエピソードを語ろうとしないどころか、結成当時の協力してくれたメンバーが誰一人残っていないのが本当にカマタマーレ讃岐の悲しい現状である。
大事件発生
しかし、J2に昇格したまさにその2014年シーズンに、カマタマーレ讃岐が停滞する直接の原因となった大事件が起こります。
2014年、浜田恵造香川県知事らはクラブへの出資を確約。
Jリーグからは「これほど行政の協力がある例はない」と行政のクラブへの支援がJ1、J2の全チーム中、トップクラスと評価を受け、カマタマーレ讃岐はJの舞台に立っことができた。(香川県2000万、高松市1000万、丸亀市1000万の出資をしてくれている)
あらたに出資を募り誕生した、株式会社カマタマーレ讃岐のJリーグ入りである。
そのまったく同時期、当時の社長・会長は、 熊〇〇(元高松市役所の総務部長、香川県サッカー協会会長)、大〇〇〇(香川県の名士)は、2014年8月に執行された香川県知事選挙で当選した浜田恵造に対して7月末にカマタマーレ讃岐社長名義で推薦状を提出したことについて、政治的活動を禁じたJリーグ規約に抵触という事件を起こしてしまいます。
つまり、田舎あるあるだが、国政、県議員、市議会などの選挙活動に、Jクラブの法人名を使って組織票を集めるという田舎固有の応援したがために、カマタマーレ讃岐の代表格である2名が、熊〇〇、大〇〇〇が、Jリーグから一発レッドカードをくらい、クラブを離れるきっかけをつくってしまいした。
田舎は、組織票のしがらみがまだまだ強く、〇〇団体、〇〇連合、〇〇組合、ロータリー、ライオンズ、ゾンタ、町内会、市民〇〇、など田舎の方々はどれかに所属していて、選挙のたびに動員されることがよくある事です。
田舎では日常茶飯事の行為でも、全国規模のスポーツ組織では絶対に許されません。
あらゆるスポーツ競技に政治を入れてはいけないことは、世界共通の大前提ルールです。
当然Jリーグからお咎めを食らうことになりました。
事件後
事件後、平井卓也大臣(TAKAKO)、住谷幸伸元市議員(TAKASHO)、熊〇〇(TAKAKO)、大〇〇〇(TAKAKO)、主要4名のうち、気になってスタジアムへと観戦に来てくれていたのは、たった一人でした。
2014年12月の選挙時の最後のつぶやき以降、まちかど演説でもカマタマーレ讃岐のことを言わなくなっていますし、そもそも選挙の時にしか平井卓也大臣を見かけません。
当たり前ですが、平井卓也大臣をカマタマーレ讃岐のホームスタジアムで見かけたことはありません。 もしかしたら貴賓室にいたかもしれません。
最後のカマタマーレ讃岐ツイートは2014年 いいね0 リツイート14
比較すると違いが明らかになるが、
2023年最終戦後 表示147万 いいね4661 リツイート708
2014年ここまで強力に香川で一番、まさにALLforSANUKIとして支援を受け、念願のJの舞台に立った。
しかし事件以降、後ろ盾と旗振り役や有力者をすべて失い、燃料切れになって低迷を続け、いまのJ2でも、J3でも永遠のボトムズとなって、残されたメンバーでいかんともしがたい状況を、もう県内には支援者もスポンサーも増えない、もう既にそっぽ向いた方ばかり。
致命的な出来事もあった。カマタマーレ讃岐の取締役でもあり、香川県サッカー協会の会長を務め、クラブと協会の橋渡し役であった、山〇〇〇(KATASHO)がさじを投げて途中で退任し、親分辞めたらもう関係ないので支援できないと多くの関係者が去っていきました。
そんな推進力と多数の支援者を失ったクラブは、毎年毎年行政に5千万~1億も出資してもらうのはもう無理。これ以上お手上げと、全責任を監督に押し付け、延命措置として県外から社長を派遣してもらい、これまで支援してきた方々は全員手を引き、以降、高みから生暖かく応援お手並み拝見する。という経緯をたどることになります。
その結果、J3のボトムクラブのスタジアムには1,000人とか2,000人とか寂しいぐらいしか集まることはなくなっています。組織票としても魅力的と映らない人数です。
決定的な差とは
河野太郎大臣と、平井卓也大臣の決定的な差は、推薦状をだすださないではなく、
湘南ベルマーレを応援しています。
と言ってくれるか。
カマタマーレ讃岐を応援しています。
と言ってくれないか。
たった一言、その差だと思っています。
どちらも市民クラブです
カマタマーレ讃岐と湘南ベルマーレは、比べるまでもなく、Jに参入するのに20年の差があります。
湘南ベルマーレはJリーグ開幕の翌年に参入できた古参クラブで、世界のトップクラブで戦う日本人として世界へ道をひらいた開拓者中田英寿を擁しており、ナビスコ1回、天皇杯1回の優勝もある歴史と重みが違うクラブです。
しかし、辿る道はどのクラブも同じです。ここまでの道のりはスポンサー集めの歴史でもあります。
2000年の湘南が大ピンチの際のクラブ予算は3億円です。2024年の予算は24億円にも成長しています。
2014年の讃岐の予算は5.4億円、2024年の讃岐の予算は4.5億円です。
大切なので2度繰り返します。
どちらも市民クラブです。
どちらも楽天もメルカリもmixiもDeNAもついていない市民クラブです。
ピンチの時こそスタジアムに足を運んで、
「わたしはカマタマーレ讃岐を応援しています。」
とマイクを握って言ってくれるだけで、サポは喜んでくれると思います。
議員代表制における市民の代表は議員です。
本当に市民クラブになってますか?
(推薦状はだせませんけどね)
その差が顕著な2人が、この2024年2月、並んで写真に写っているのはいろいろと考えるものがあります。
ひとつ言えることは、湘南はそんなヘマは打たないし、J1うらやましいということです。
もうひとつ言えることは、楽天やメルカリであれば優秀な社長を派遣してくれるという大きな差があります。 市民クラブではいかんともしがたく、埋めようがありません。
田舎には田舎である理由があるのです。
田舎を動かしている田舎政治・田舎の社会システムに見切られた結果、
現在の外様社長があるのです。
言い換えれば、
借金で首が回らくなった。もう全員撤収・総員退避するから、あとのことは任せた。
と、いままでの方々は、ことごとく全員去っていき、
ひとり残された新しい社長にツケをわたしてあとは払っておいてよろしく!
というクラブになりさがっているのです。
こんな八方ふさがりの中、苦渋の決断でスポンサー様になってくれているにもかかわらず、勝ちさえすれば恩返し(勝てばチャラ)という発想しかもたず、その結果スポンサー様が支払ってくれる対価、本来の広報をしないまま、スポンサー様をないがしろにしていたら長くは続きません。
捨てる神あれば、拾う神あり。
三豊市の市長さんが手を差し伸べるまで10年、ながい低迷期はこれで終わりにしたいものです。
次は、大株主のスポンサーさま、社長派遣をお願いたします。
その後、サニーさんは、河野太郎大臣に会ったっけと呟かれて大喜び。
人徳を備えた大人気大臣であると再認識できる。
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参考までに
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必勝で戦う?とはなんだろう? いいね16
必勝は祈願するもので、
必死で戦うは当たり前のはなしで、
必戦必勝なら、戦う際には必ず勝つという意味なんだが、、、?
なぞがなぞを生み、「必ず勝ちます」と約束できないあたり。なにを約束したかよくわからないコメントにしかなっておらず まったく意味不明で、いまいち感しか発生しない。
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