日本のメッシの育て方(2012)上野山信行③
日本のメッシの育て方(2012)上野山信行
上野山メソッドとは 「コーチング」と「日々のやるべき課題の意識づけ」
サッカーの指導者には、元プロ選手などいろいろな指導を受けてきた方から、プロにはなれなかったが指導者ライセンスを保有の指導者から、小・中学校の教員、近所のおじさんなど様々な指導者がいます。
熱心な指導者ほど、ついつい言葉の数が多くなり、手取り足取り教えようとします。
そして、自分のサッカー観を子供に押し付け、地区大会成績を指導員の評価として、いったい誰のためのサッカーなのか、サッカー指導を履き違えている指導員が目につきます。
子供たちへの指導の目的は、目先の勝敗ではなく「海外のトップリーグでも活躍できる選手を育てること」に尽きます。
子供たちは、みな大きな夢を持っています。将来はバルセロナでプレーしたい。日本代表になってW杯に出場したい。と言います。
子供には「それでメッシみたいになれるのか?」と問いかけます。
そして、メッシのボールコントロール技術なら30cmでトラップを止めるぞ。
とトラップの距離を現在1m程度だったのを、2年後50cm以内、3年後に29cmで止められたらメッシみたいになれると、夢の目標を、具体的な目標として子供に課題を与えるのです。そして大きな目標のために、日々やるべき事を意識して行動させる事がコーチングです。
サッカーの才能は、日々少しずつハードルを上げながらいつまでにどのレベルに達するか意識させることから育つのです。
そして一流選手のほとんどは、失敗したとき、後悔やふてくされる事はなく、次一歩上に進めるための行動に移す日々の課題を整理します。失敗を認め、悔しさをバネにできるかどうか、その気持ちが、成長に向けた最高のチャンスであり、サッカー選手としての最高の資質と言えるのです。
〇批判ばかりされた子供は、非難することを覚える。
〇激励を受けた子供は、自信を覚える。
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