あなたのハートにゲーゲンプレス

サッカー戦術について整理します

内田篤人選手と偽SB

FOOTBALL INTELLGENCE 相手を見てサッカーをする(2019)岩政大樹



内田篤人選手引退ですね。お疲れさまでした。



うっちーこと内田篤人選手が鹿島に入団したのが2006年。 
常勝軍団の鹿島アントラーズにおいて、18歳の高卒ルーキーが開幕スタメンでのデビューを果たし、高卒最年少ゴール記録も塗り替え、19歳でフル代表にも選ばれています。


当時、鹿島のポスターを町中に張るものの、うっちーのポスターだけは全部はがされ盗まれる。とうっちーは異常なほどに大人気の大スターだった。
私の周りでも、サッカー興味ないだろっていう女子大生や女子高生たちがサッカーダイジェストの雑誌を買っていて大いにびっくりした。まるでアイドル扱いの選手だったのが懐かしい。



この入団した2006年に、鹿島の岩政選手はSBのうまいブラジル人、うまいSBの選手はみなハーフスペースの利用の仕方がうまかった事に気づき、入団してきたばかりの内田選手にハーフスペースの利用がよいという話を、よくしていましたが、当時はあまり理解されませんでした。と書いています。


2006年当時の日本のSBはサイドラインを上がったり下がったりするだけでした。内田篤人選手の持ち味は、スピードとドリブルでサイドを駆け上がり、時にはハーフスペースも利用してチャンスをメイクします。その後内田篤人選手は、2010年にシャルケに移籍します。


一方グアルディオラ監督が偽SBを考案したのが、バイエルンミュンヘンの監督に就任してからの2013年のブンデスリーグでした。
2013年以降は、グアルディオラ監督によって、ハーフスペースを利用するSB個人の戦術が、偽SBとチーム戦術になったのです。




もしかすると、ひょっとすると、
グアルディオラ監督の目には、シャルケにいた内田篤人選手の守備時のポジショニングに気づき、偽SB誕生のヒントとなったのかもしれません。当時のロベルト・カルロスやマイコンはブンデスリーグにいないしね。



ATSUTO UCHIDA 2011-2012 -内田篤人 プレー集-




FOOTBALL INTELLIGENCE 相手を見てサッカーをする
FOOTBALL INTELLIGENCE 相手を見てサッカーをする
カンゼン
Digital Ebook Purchas